暗い話は好きではありませんが
2年前に四季を弾いた時は、まさにいろんな思いがあった時でした。
私のファンの皆様なら
記憶に残っておられるでしょうか。
2年前の2018年4月に
ヴィヴァルディの四季を弾いた時
その手前でひたすらに多重録音動画を投稿し続けていたことを。
【ヴィヴァルディ四季& テキトー関西弁風訳ソネットつき】
というタイトルを冠して、
演奏会を迎える約2ヶ月前から毎日1分間以内の動画、またそこにソネット(イタリア語の詩)を独自に関西弁に訳し、投稿をし続けました。
別に義務でもなんでもなく、私が全パートの勉強をしたいと言う気持ちから、初めはヴァイオリンだけを弾いていたのですが、欲が出て来てヴィオラパートも、さらには当時ほぼ弾けなかったチェロまで、パートナーより借り、3パート目から最後までソロ、第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロパートまで全部弾き続けました。
毎回ヴァイオリンの練習よりチェロの練習へと必死になりながら、多重録音を続けると行った具合でした。笑
ただ、このシリーズを投稿し続けている間に悲しいことが起こりました。
それは、私の父の死。
春の嵐がひどくきた夜に、突然、去って行ってしまいました。
実はそれが起こったことがわかる動画のパートがあるのです。
それがこちら⬇︎
一個手前のパートと見比べると
この動画では、目元がとても腫れ上がっているのです。
この撮影は、2018年3月1日の夜23時ごろ。(youtubeは演奏会を終えてからまとめてアップしたので日付が異なります。リアルタイムの投稿はフェイスブックに行なっていました)
父を発見したその日の夜、ある意味平常心を保つために、あえて撮影を行ない、そして投稿をしていたものでした。
話が逸れてしまいますが、父が旅立った二日後に、セレーノ・チェンバーオーケストラによる映画音楽の依頼公演があり、その公演には私自身コンサートマスターとして出演するのが決まっていたため、迷いはしましたが、メンバーには事実を伏せて、参加をしていました。
演奏家として、様々な葛藤も持っていましたが、父も音楽家、向こうに送るのなら、やはり音楽だ、と思って、この時も全力で弾いていた記憶があります。
ただ、なんども、涙を堪えてはいました。
映画音楽の公演を終えてから、
また多重録音の動画を投稿再開し、実際に四季を弾いた4月13日、その数日前に、冬の最後のパートまで投稿仕切ることができました。
父が旅立ってから、1ヶ月と少し後に、
ヴィヴァルディの四季全曲ソロを人生で初めて、弾くに至ったのでした。
ですので、四季を弾く時、私の頭の中ではいろんな思いが流れたり、動きます。
「あー、ここヴィオラがおいしいところなんだよなぁ」
「ここはチェロのソロがかっこいいんだよなぁ」
「ピチカートが雨粒のように聞こえてきもちいなぁ」
「自分が生き物の鳴き声や、自然由来の音に変身してるみたい♪」
「お父さん、きいてくれてるかな」
今回の四季を演奏する際も、きっと私の中ではいろんな感情が動くことでしょう。
何より、私の母であり、バイオリニスト 清水玲子から受け継ぐ
そして彼女の師匠だったフェリックス・アーヨ氏から
受け継いで行っている「音楽」を、
私なりの解釈でたくさんの方にお届けしたいと願っております。
演奏会の収益は、「豊中のぞみの会」へ寄付されます。どうぞみなさま、お集まりいただきたい。
みなさまからのご参加を、強く強く、願っております!
ご連絡をお待ちいたしております。
亜美さん、こんにちは
2/23(日)のチャリティーコンサート、聴きに行きたいのですが、1名分まだお席残っていますか?
ありがとうございます。大丈夫です^^ 当日お取り置きで良いでしょうか??
亜美さん、返信こちらにくださっていたのですね
メールかメッセンジャーに返信あるのかな…来ないけど、問い合わせ届いていないのかな…と勝手に勘違いしてしまい、豊中のぞみ会に電話して1枚チケット送ってもらうことになりました
申し訳ありません。
では当日楽しみにしています♪
森 映見